社長

中小企業は「狭く・深く」戦うべきだ その1

公開日: 2016年10月22日

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22日(土)全体会議でお話させて頂いた内容を、参加出来なかった人だけでなくすべての方に

もう一度お腹にしっかりと落ちるところまで理解して今後につなげてほしいという願いを込めて投稿します。

 

今回のテーマ: 中小企業は「狭く深く」戦うべきだ

 

狭く」とは、タオルに特化することだと私は考えます。

 

今と何も変わらないではないか?

実はそうではないのです。

同業他社でも、大半の会社が冬場の売上対策にボアシーツのギフトを販売されていますし

創業60年目を迎える当社も、私が入社した頃はタオルシーツをたくさん扱っていました。

もちろんボアシーツもです。

 

先日、広報の方と会長にインタビューした時に、会長がおっしゃっていましたが、

創業時はパジャマをたくさん販売していたそうです。

 

この話は私も会長より何度も聞いたことがありましたが、実際に現物の商品を見た記憶がありません。

タオルシーツ・ボアシーツ・パジャマすべてやめる決断をしてきたわけです。

 

みなさんも、自分のお得意先様とのお取引をやめなさい、と言ってもなかなかやめられないですよね。

 

理由はただ一つ、売上が減るからです。

 

シーツをやめるという決断をした時の理由をよく覚えています。

我々が必死に頑張ったとして、いつか大手寝具メーカーグループよりもシェアを取ることが出来るかどうか?

と考えると、即やめる覚悟ができました。

 

今振り返っても、とてもわかり易いストーリーだったと思います。

当然のことながら、ただやめるだけでは売上が下がりますから、必死で新規開拓をする必要がありました。

もっと良いタオル売り場の提案、そのためのアイテム開発に懸命に頑張りました。

その結果、今の林があるのです。

 

会長に以前よく言われた言葉に「 問屋  と おでき は大きくなると潰れる」というのがあります。

 

オーナー社長がワンマン体質を変えることが出来ず、すべてのことに手が回らなくなる

そして管理者=責任者が育っていない 

——— この2つが重なれば会社は必ず潰れます。

 

当社としても、若手にもっと会社経営に参加してもらうという意味で

社長室の方と連動して我こそは将来の林を背負って立つという人を数名集めて

どうすれば更にいい会社になるのかということを考えて頂く「会社を良くする若手の会」を作りたいと考えています。

そこで出された結論を経営に取り入れていくつもりです。

 

今後もさらにやめていかなければならないことが発生するかもしれません。

 

それでも生き残るために今やらなければいけないことが、「深く」です。

 

続きはまた来週

 

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