
今回のバースデーインタビューは、中央商品センター物流部 山本孝治
入社36年。 長い社会人人生は、まさに山あり谷あり

たくさんの経験を積んできた山本係長から、いろんなことを学ばせて頂くインタビューになりました。
大阪は泉州
由緒ある泉州音頭のお家元に生まれた山本係長
小さいころから音楽のある環境で育ち、小学6年生のころには、泉州音頭のメンバーであるギター奏者から、
直接ギターの手ほどきを受けていたそうです
そんな彼も、大学卒業を前に就職活動を開始。
特に何をしたいという明確な希望はそのころなかったようですが、
なんとなく掲示板に貼ってある林株式会社募集に目が留まったそうです。
すぐに応募し、会社説明会に参加。
その時案内してもらった展示場で自分の運命を変える商品に出会います
それは、黒地に金の刺繍の入った丸いタオル
それはイギリスのタバコのJPSというブランドのライセンス商品だったそうですが、
日本のタオル産地:大阪泉州で生まれ育った山本係長にとって、
タオル=白くて四角いもの
という常識を完全に覆される衝撃的な商品だったそうです
それを見た瞬間、こんなおもしろいタオルを作る会社に入ってみたい!と入社試験に挑戦します。
面接では上層部がずらっとならぶ緊張した空気
その中の一人の方が、履歴書を見た瞬間に、趣味に書いていた「弾き語り」というワードに引っかかったらしく、
“今できますのん?” とおっしゃられたそう。(無茶振り!!!)
瞬時に、ここは引くところちゃう! 攻めあかん!と判断した山本係長。
“やってよろしいの?”とさらっと返し、その場で
メリージェーン
を英語で披露。
もちろんギターは持ち合わせていないので、エアーギターだそうですが、
これは面白い
と上層部の心を鷲掴み、合格することができたそうです
入社してからは、本社配属になり、当時会社の中でも相当の売上を誇る大手の物流担当になります。
歴代の先輩方も、ここの担当になった人は1年で営業にでている!というまさにエリートコースへの配属

たくさんあるアイテムの管理に、専属のパート社員を付けてもらい、
配達用のトラックも専用でつけてもらえるというVIP待遇

ただの荷造り・配達係ではなく、在庫管理の考え方など、
この時先輩社員から物流の基本の基をしっかり教えて頂いたそうです。
1年後約束通り、営業担当に
しかし、まだまだ若い営業マン。
お客様相手に苦労することも多かったようですが、とにかく一生懸命がむしゃらだったと当時を振りかえります。
その甲斐もあって、数年後には、大手の量販店チェーンの営業を任されるように
そのころは、お客様にも信用され、提案すれば、すぐに商品を買って頂けるというような状態だったそう
そんな状況を作れたのは、とにかく取引先様との人間関係を大事にしていたから
当時その大手量販店様では、各部門のバイヤーさんが専用のバスに乗り合わせて店舗を回っていたそう
その情報を聞きつけた山本係長は、担当バイヤーにお願いし、自分もそのバスに乗せてもらうことに
長時間のバス=歌でも歌って楽しもう・・・・となり、山本係長に白羽の矢が
ここでも、攻めるとこや!とたくさんのバイヤーさんの前でアカペラで一曲披露
これはすごいやつが乗っている
とタオルだけでなく、
他部門のバイヤーさんにも顔を覚えて頂くきっかけとなり、ますます商売はうまくいったそうです
入社も商売も、まさに自分の歌に助けられた人生。
勉強だけではなく、自分はこんなことできる!こんなことに詳しい!という分野を持つことは、
人生において本当に大切なことなのですね
そんな絶頂期を味わった山本係長に変化が・・・
小さな誤解からお客様と築き上げた信頼関係を失うようなことに。そして悪いことは重なるもの。
様々な周りの状況も相まってますます自分を取り囲む状況はどんどん変わっていきました。
頑張ってきた分、その状況に耐えきれない自分。まさに谷がやってきたのです。
精神的に仕事をできる状況ではなくなり、2ヶ月間の休職をやむ負えない状況になりました。
休職中考えたのは、“もう林株式会社には戻れないだろう” ということ。
でも会社からかけられた言葉は、“社内で環境を変えたらきっと大丈夫”という温かい言葉でした。
復帰後は、担当先を変えて、また営業として復帰
このとき、”本当に林株式会社で働いていてよかった” と感じられたそうです。
その気持ちを胸に、そこからは心機一転とにかく会社のためにと現在まで働いてこられたそうです。
人生山あり谷あり。
どんな状況になっても、大丈夫。
いつかはまた楽しく働ける時がやってくるということを、
この話でみなさんに伝えたいとお話ししてくださいました。
定年まであと数年、誕生日を迎えて感じることはとにかく、今は元気で少しでも長く林株式会社で働いていたいという事。
そんな気持ちがあるからか、ご自身の仕事はもちろん、同じ部署の若手への指導も非常に熱心に行われています。
そんな山本係長の秘蔵っ子が、入社3年目の物流部 沖さん

山本係長からの教えを熱心に聞き、どんどん仕事に生かし、効率化を図ってくれているそう。
そしてただ受けいれるだけでなく、おかしい、わからないと思ったことは必ず聞いてきてくれるとのこと。
おかげで沖さんは入社3年目にして本当にいろんなことができるようになっている。
ぜひ他の若手社員も同じように、先輩の指導を聞くだけでなく、
自分からどんどん質問して成長してほしいと語っておられました
(沖さんすごいね!!)
そんな山本係長の趣味は・・・バンド
もう社員には説明の必要もないほど有名ですが、友人とバンドを組んで活動されています。
意外にも朝からひたすらWOWWOWでドラマ三昧なんて日もあるとか
落語も、映画も、ゴルフも、ウィンドサーフィンも!と聞けば聞くほど出てくる出てくる趣味の数々
仕事も趣味も本当にエネルギッシュに楽しまれています♪
お誕生日当日は、ドラマティックな恋愛の末に、社内結婚された奥様に「いきなりステーキ」をご馳走してもらったとか
初挑戦でしたが、大満足とのこと
本当にどこまでもエネルギッシュですね!!!
インタビュー中、昔の思い出話で大盛り上がりの林社長と山本係長。
ご自宅が関空に近いこともあり、林社長の海外出張帰りのお迎えなどもずっとしてくださっていました
そのころの二人のお決まりコースは、朝6時に関空にお迎えに行き、
本社に行く前に社長と食べる難波・丸一屋の立ち食いうどん
ほんとうにおいしくて、うれしくてその味が忘れられないそう。
いまでもうどんと言えば丸一屋。お友達を連れて行くこともあるとか
「先週も行ってきました!」「なつかしいねぇ!」と盛り上がるお二人に、
林の一時代を共に歩んでこられた同志としての絆を感じさせて頂きました

お誕生日本当におめでとうございます

これからも元気で、私たち後輩の指導を是非宜しくお願い致します