第二営業部

レオ・レオーニと仲間たち

公開日: 2025年12月22日

こんにちは。デザイン室の西川です。

12月。街はクリスマスのイルミネーションでキラキラしていますね

 

ライセンサー様からチケットを頂く機会があり

(ありがとうございます

京都で開催中の展覧会「レオ・レオーニと仲間たち」に行ってきました

 

ひさしぶりの美術館。わくわくします。

入り口でフレデリックがとぼけた顔でお出迎えしてくれます。

この展覧会は、レオ・レオーニの生涯にわたる

制作活動を辿っていくものだったので、

“絵本作家のレオ・レオーニ”しか知らなかった私は

彼の別の顔を見たような気がしてとても驚きました。

 

そもそもニューヨークを代表する

アートディレクターとしてとても有名な方だったようで

一流の企業の広告から雑誌の表紙までさまざまな

クライアントの案件を手がけられていたそうです。

 

製菓会社モッタのパネトーネの広告

シンプルですがセンスを感じます。

アメリカ最大のビジネス誌『フォーチュン』の

アートディレクターも長年されていたとか。

ビジネスパーソンとしてのコミュ力もめちゃくちゃ高いんでしょうね。

 

その他にも本当にたくさんの仕事をされています。

ユネスコのポスターも発見!

風刺画も社会活動も行っていたようです。

 

『空気の抜けたヒトラー』

 

アートディレクター、アーティストとして既に大成功を

収めていたレオーニは、ポートフォリオを

見てもらう為に自身のオフィスを訪問する多くの若いアーティスト達に、

アドバイスをしたり世話をしたりすることで有名でした。

 

その中のひとりに、なんと“は●ぺこあおむし”で

有名なエリックカールもいたそうです。

グラフィックデザイナーだったカールに絵本を描くことを

薦めたのも実はレオ・レオーニなのだそうな。びっくりですね。

 

エリックカールの描いた絵がこんなところに!

“FOR ANNIE LIONNI”とあります。

レオーニのお孫さんに描いたのでしょうか。

 

そしてついに“絵本原画コーナー”です。

ここまで長かった。

『フレデリック』の原画!こんなにデコボコしてたのですね。

 

レオーニの絵本は、

コラージュ、水彩、油彩、色鉛筆、クレヨンやスタンプ等

様々な画材、技法が使われています。

生で見ると、紙をちぎったりハサミで切ったりと

制作過程が分かるのでとてもおもしろいです

 

ねずみのパーツ。ばらばら。

 

撮れなかったのですが、スイミーの海藻

レースペーパーを版として使っているんですって!

 

ペツェッティーノ

コーネリアス

うさぎをつくろう

まだまだ読んだことのない絵本がたくさんあるので、

これを機会に読んでみようと思います

 

今回の展覧会、絵本の原画を見る気満々で向かいました。

が、生涯の作品を辿る、

ということでいつまでたっても絵本までたどりつけない。。

ものすごくたくさんのキャリアをお持ちだったのですね。

 

だからこそ、彼の人生哲学が詰まった子供から大人まで

愛され続ける味わい深い絵本たちを生み出すことができたのかな、と思いました。

楽しかった

 

最後はやっぱり物販コーナー。

展示を見て力尽きてしまい写真を撮るのを忘れてしまいましたが、

弊社のタオルもしっかりかわいく凛冽されていましたよ

 

出口の先にはクリスマスツリーが!

みなさまよいクリスマスをお過ごしください。

メリークリスマス

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